渋谷の「eggman」というライブハウスに行ってきました。
NHKのすぐ前、ビルの地下にある老舗のライブハウスで、スタンディングで350名の小さな所ですが、
「レベッカ」「安全地帯」「プリンセス・プリンセス」など、ここでのワンマンライブをきっかけに
大ブレークしたバンドも多いという、有名なライブハウスだそうです。
今日はここで、「丸山純奈」さんがボーカルを担当する「POLU」の初ワンマンライブが開かれます。
3時から整理券配布と聞いていましたので、20分前くらいに列に混ざりました。
あまり早く並ぶのも、何となく恥ずかしかったんですけど、他にすることもないですからね。
で、3時になっても全然進まなくって、さらに待つこと30分、ようやく配布が始まりました。
すいぶん遅れるんだなって思ったんですけど、看板を見たら・・・15:30開始?・・・僕の勘違い!
なんと50分も前から並んでしまいました。
今までは、プレイガイドに申し込んで、コンビニで発券ってのばかりでしたから、
取り置きというのは初体験です。
受付で名前を云うんですけど「承ってません」なんて云われたらどうしようって、ちょっと緊張です。
取り置きというのは、ただの口約束ですからね。
でも、並んだおかげで良い番号をもらえて、サイン入りのCDを買えたし、
まあまあ、前の方に陣取れたので、こんな写真も撮らせていただきました。
動画は禁止だったんですけど、写真はOKでしたよ。
で、ライブの方は、「丸山純奈」さんが、噂通りの天然でボケまくり、
まだ、半分くらいしかやってないのに、「次が最後の曲でしたっけ?」とか言ってしまうので、
リーダー兼保護者代わりの「バン」さんが、教育的ツッコミでフォローしながら進行していきました。
ライブは、1時間45分くらいで、アンコールを入れて17曲でした。
純奈さんが、まだ中学生ですから、夜8時には終わるようになっているみたいです。
オープニング曲は「おまもり」、それから「今夜、星に鳴って…」だったと思います。
ノリが良い曲だと、ついついコールを入れたくなるのですが、誰もそんなことをしないので我慢です。
観客の男女比は6:4くらい、年齢層は本当に幅広くって、初音ミクよりも広かったです。
(でも、初音ミクは、子どもも来てるから、良い勝負かも)
男は、もちろん若者もいましたけど、どちらかと云うと、おじさんが目立ちました。
ちょうど、丸山純奈さんの父親くらいの世代です。
タレントのファンになるというのは、擬似的な恋愛感情と云えますから、
若い男がファンになるには、純奈さんは子ども過ぎるのかもしれません。
(アイドルとも違いますからね)
女性は、逆に、女子高校生から二十歳前くらいの、若い子が目立ちました。
「純奈ちゃんって、私より年下なのに、こんなに歌が上手いなんて凄い」
とか言ってそうな、温和しめな子たちです。
観客の構成がこんなですから、普通のバンドライブとは、雰囲気がだいぶ違っていたと思います。
リーダーの「バン」さんも、「皆さん優しい」を連発していました。
そりゃあ、ライブの中心にいるのが、14歳の女の子ですからね。
POLUはミニアルバムを2枚発表しただけですから、オリジナル曲がたくさんあるわけではありせん。
「夢見る虹色」「Lily」と続けて歌ってしまうと、残弾も少なくなって、カバー曲が始まりました。
構成は、2枚のミニアルバムから7曲、配信デビュー曲「ドラマ」、ピッタマスクのCMソング、
それから、この日のために作ったという新曲が1つ、これでオリジナルは全部でした。
新曲は、ミディアムテンポのバラード系で、70年代っぽい雰囲気の、シンプルで分かり易い曲、
ただ、曲名が・・・言ってくれたかもしれませんけど・・・言わなかったような・・・。
カバー曲は「チャット・モンチー」「アンジェラ・アキ」「マジで恋する5秒前」「ロビンソン」
「うれしい!たのしい!大好き!」「I Love You」「祈り」の7曲で、順番は忘れてしまいました。
どれも過去のステージで歌っている曲でしたから、それぞれYouTubeに動画がありますけど、
過去の動画よりも、今回のライブの方が、上手に歌えていたと思います。(1曲を除いては・・・。)
衣装は、1回チェンジして、アンコールの時は、お約束の物販Tシャツでしたから、全部で3種類。
衣装といっても、特別豪華で無く・・・ちょっと良い普段着とか、ピアノの発表会程度のやつです。
それから、ライブ中盤でアコースティックコーナーがあったんですけど、
ギターとベースが持ち替えたくらいで、ドラムはそのままでしたから、
サウンド的には、それほど大きな違いはありませんでした。
僕的には、アコースティックと云うからには、まんのう公園のライブみたいに、
ギター1本で歌って欲しかったです。
だって、1本のギター伴奏で、アイドルソングが歌える子なんて、他にいませんでしょ。
それに、バンド伴奏だと、どうしてもバンドのパワーに負けないように歌ってしまいますからね。
彼女の繊細な歌唱も聴かせて欲しかったところです。
普通のバンドだったら、半分近くもカバー曲やってたら、どうなの・・・ってなるでしょうけど、
POLUの場合は、純奈さんが、とにかく、良い感じで歌ってくれるんで、本当に楽しかったです。
改めて思ったんですけど、彼女のカバーは、素直でいて、さりげなく個性的で、嫌味が無いんですよ。
こういうところは、いつまでも、いつまでも失って欲しくないと思いました。
そして、温存しておいたオリジナル曲から、「Sing」をラストソングに、
アンコールで「いつか」と「ミズイロ」を歌ってお終いでした。
POLUは、今までやったライブで、一番長かったのでも35分だったそうです。
今回は、初のワンマンライブということでしたけど、ハプニングも満載で、楽しい1時間45分でした。
それぞれのハプニングについては、次回で紹介させていただこうかと思います。
6月には、大阪でもワンマンライブを開催するそうです。
「お話をいただくことが多くなって、嬉しいんですけど、なにぶんボーカルが中学生なもので・・・」
と、バンさんが申し訳なさそうに話してました。
そうそう、チケット売り場に座ってたのは、丸山純奈さんのお母様だったんですよ。
テレビでお顔を拝見してましたので、すぐに分かりました。
芸能事務所に所属していない純奈さんは、お母様がマネーージャー代わりと伺っております。
大阪ライブのチケット販売はプレイガイドで、となっていました。
もう、POLUのライブは、チケットの取り置きもなければ、手売りもなくなるのでしょうか。
受付に座るお母様の姿が見られるのも、これが最後だったのかもしれません。
お母様に握手をお願いしなかったことが、心残りであります。
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