つまり、今日は、松浦亜弥さんのデビュー17周年という記念すべき日です。
もっとも、デビュー17周年という云い方は、17年続けていればの話ですから、こういう状態の場合は、何と云ったら良いんでしょうか。
一般の会社では、産休育休中は勤続年数に入れないのが普通ですから、だとすると松浦亜弥さんは、デビュー12周年で止まったままということになります。
5年間も止まったままのエンジンを再起動するには、大変なメンテナンスが必要です。
まあ、過去にも、長い休業期間を経て、再活動したタレントさんも、いないわけではありませんが。
もはや、復活を期待しないことが、ファンの美徳とされつつあるかのようです。
17年前のデビュー時、松浦亜弥さんは14歳の中学3年生でしたから、今の丸山純奈さんと同い年になります。
「あやや」は、ここから始まって、12月には、紅白歌合戦に出場するわけで、ハロプロ全盛期とはいえ、やはり松浦亜弥は凄かったのだと思い知らされます。
せっかくのデビュー記念日なのですが、新しい記事もありません。
思いつく言葉は、全て、過去に語ったモノばかり。
ならばと、過去に書いたコメントを貼り付けて、お祝いの言葉とさせていただきます。
彼女の歌唱力を構成している要素は3つ。
ライブで見せる抜群の安定感。
フレーズごとに多彩な感情を盛り込んでくる表現力。
そしてロック、ジャズから演歌まで歌える守備範囲の広さ。
松浦よりダンスの上手い子はいるし、
松浦より声量のある歌手はいるし、
松浦より心を揺さぶる声の持ち主もいるかもしれない。
しかし、全てが№2ということは、
トータルすれば、断トツの1番ということなのだ。
松浦のカバーの良さは、オリジナルとの絶妙な距離感。
これ以上寄り添うとモノマネになり、離れては、原曲の雰囲気を変えてしまう。
カバー曲は、大抵本家のファンからの評判が悪いものだが、
彼女のカバーから伝わってくるのは、オリジナルへのリスペクト。
本家とカバー、どちらがイイかという話では無い。
この楽曲が、素晴らしいのだ。
スーパーアイドルの最高到達点。
ダンスの魅せ方、視線の運び方、ファンのあしらい方・・・。
いかに歌えば可愛くなるか。いかに歌えばカッコよくなるか。
そして、本物のアイドルとは・・、本物のライブとは・・、その答えの全てがここにある。
いつか、「松浦亜弥って何だったの?」って質問されることがあったら、
ボクは、迷うことなくこの一本を紹介するだろう。
そして、こう答える。
かつて、この国には「アイドル歌手」というプロがいたと。
松浦のバラードの魅力は、聴くほどに感じる心地よさ。
それはアクのない素直な歌唱に、感情をさり気なく盛りこむところにある。
彼女の歌唱は、決して感動を強要しない。
聴いている僕らが、勝手に感動するのだ。
パソコンの前、
ヘッドフォンをかけて座り、
時には涙を流しながら。
14歳の女の子が、歌手として生きていくためには、アイドルという選択肢しかなかった。
アイドルの歌など聴く価値もないとされながらも、「あやや」こと、松浦亜弥は、歌うことにプライドを持ち、数年間で300公演ものソロコンサートのステージに立ち続ける。
「あやや」がもう少し可愛くなければ、日本を代表する歌手になっているだろうし、
「松浦亜弥」がもう少し歌が上手くなければ、タレントとして今も活躍していることと思う。
アイドルであることと、歌手であること。
天から二物を与えられた彼女は、その2つの才能の間を迷走し、
やがて自らの過去と決別することを選択する。
しかし松田聖子・中森明菜から35年、モーニング娘とAKBにはさまれた僅かな期間とはいえ、
天下を取ったソロアイドルは、未だに彼女しかいない。
4 件のコメント:
圧巻の松浦亜弥論ですね。鳥肌が立ちました。
自らの過去と決別できる人は、さらに輝かしい未来があることを確信している人です。
これまでよりもっと素晴らしい明日があることを亜弥さんは確信しているでしょう。
それが何かはわかりませんが、飽き性の亜弥さんとしては、おなじようなことはやりたくないでしょうし、
あんまり派手なことやって旦那に迷惑かけるわけにもいかないし、
なにしろ家族第一で行きたいし(ヒカルさんと違って)
子どももうひとり欲しいし、
歌手再開までには山ほど(贅沢なそしてわがままな)障害があります。
それに比べれば、長いブランクなど亜弥さんにとって屁でもないでしょう。
さて、何が亜弥さんの心に火をつけるか、楽しみです。
横着な記事で申し訳ありませんです。
しかし、ブログを開設して5年、
4月11日に合わせて投稿できたのは初めてかもしれません。
ツイッターの方も賑やかなようですね。
「過去を否定できるのは、素晴らしい明日があることを確信しているから」
イイですね。
鳥肌が立ちます。
そうあって、欲しいです。
もう少し可愛くなければ・・・、もう少し歌がうまくなければ・・・、納得です。
私も音質の悪い、静止画ファイル100313_LOVE LETTERを何度も再生し、2:52の「僕の髪を・・」の歌唱にノックダウンされています。
コメントありがとうございます。
松浦亜弥さんの投稿をサボっていましたので、
危うく忘れるところでした。
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