昼の部が「ダイアリー」、夜の部が「THE LAST NIGHT」となっています。
ラストナイトだから夜の部に歌ったのかと・・・たまたまですね。
「ダイアリー」は、2枚目のオリジナルアルバム「T・W・O」からのセレクトです。
このセカンドアルバムは、アップテンポな曲が多くって、しっとり系の楽曲がありません。
この中でマニアックライブに似合う曲をあげるとすれば、
「あなたの彼女」と「元彼」くらいでしょうか。
「あなたの彼女」を歌うとどんな感じになるか興味はありますけど、
「元彼」は想像がつきません。
ところが、MCでは、他にも準備している曲があるかのような言い方をしています。
2003年に、このライブに似合う楽曲が、幾つも有るようには思えないんですが、
どんな曲が用意されていたのがホントに知りたいです。
で、難しい方の曲ってことでこの曲がセレクトされたのですが、
難しいと云うのは、リーハーサルのときに苦労したという意味でしょうか。
間奏の台詞はスルーしていますけど、まあ、ここの台詞は伴奏の一部みたいなものですからね。
アイドル時代でも生で言うことはなかったように思います。
この曲のベストテイクは、2003年春ライブにおける天使の衣装であることは間違いのないところです。
2006年のファンクラブイベントでのテイクも、違ったイメージの歌唱になっていて、
これはこれでイイ感じに思います。
それらと比べると、このマニアックライブは、確かにキツそうに聞こえます。
無理をして歌っている感じがします。
逆に云うと、かなりの難曲である「ダイアリー」を可愛く歌いこなした「あやや」が、
いかに優れたアイドル歌手であったかとの証明にもなろうかと思います。
この年は、3枚のシングルをリリースしていますが、
「ね~え?」と「夏男」は、このライブ向きとは思えません。
「ね~え?」はボサノバ・ヴァージョンもありますけど、ちょっと無理矢理感がありますし、
アコースティックコーナーなどでも、上手くいかなかった印象があります。
で、カップリング曲の方はどうかと云うと、
デビュー直後の楽曲群と比べると、明らかにクオリティーが下がっているように思います。
となると、消去法で「THE LAST NIGHT」かな、となってしまいます。
ライブでは、どれにしようかな、なんて云ってますけど、これしか無いだろって思いますw
なかなかイイ感じじゃないですか。
CD音源は、ストリングスを全面に押し出したアレンジですけど、
こんな風にシンプルな方が歌詞の内容は伝わるように思います。
最後の台詞は・・・まあ、良いですね。
MCから一気に楽曲への世界観へ持っていくことができるのと同じように、
楽曲からおふざけへの切り替えの早さが松浦亜弥なんだと開き直るしかありません。
20003年にこの曲をリリースしたときのファンの評価は、かなり厳しかったようです。
抜群の歌唱力の持ち主である「あやや」の超本格的バラード、って云う意気込みは分かりますけど、
ストリングスアレンジもあまりに仰々しくって、
感情込めまくって歌っているのも、
歌唱力を披露しているというよりも、ワザとらしさを感じさせてしまったように思います。
結局、CDの売り上げは、同じ年にリリースされた「ね~え!」の半分にまで落ち込んでしまいます。
世間が17歳の「あやや」に求めていたものとのギャップを、改めて考えてしまいました。
とは云っても、「あやや」の人気は、まだ衰えてたわけではありませんから、
CDリリースの時は、歌番組にもたくさん出ていて、YouTubeにも動画がアップされています。
可愛いですし、歌が上手いのも分かりますし、悪いところなんて何も無いんですよね。
でも、CD買うかって云われると、う~んってなります。
その影響からか、アイドル絶頂期の楽曲でありながら、
YouTubeのPVの再生回数をみると、今でも20万回に届いていません。
21曲中「きずな」「青春宣誓」に続いての下から3番目という不人気曲です。
・・・スミマセン。「チョコレート魂」忘れてました。
結局、此手の曲って、アルバム向きなんですよね。
アルバムの中の1曲とか、ライブの中の1曲にあったときに光るんだと思います。
テレビの歌番組に17歳の「あやや」が出てきて、
これだけ歌って引っ込んでしまったらマズいんですよ。
「THE LAST NIGHT」の最大の悲劇は、シングル盤だったことだと思います。
この後、3枚目のオリジナルアルバム「×3」にも収録されますけど、
シングルからの収録でなくって、純粋なアルバム曲だったら、
もっともっとファンからも評価されたように思います。
2 件のコメント:
松浦亜弥さんの時にだけ出没するアヤまるでございます。
ダイアリーは何がそんなに難しいのかさっぱりわからなくて、誰かがカバーしているのを聞けばその理由がわかるかもしれないと思い探したのですが、見つかりませんでした。
ダイアリーとはいう名前の曲は山ほどあり、 探し方が悪いのかもしれません。小田さくらとか高橋愛とか掛け合わせてみたのですが見つかりませんでした。
だれもカバーしていないとすれば、やっぱり難しいのかもしれませんが、もったいないですね。「一方的だったはずの電話を待っていた」というあたりはもう古いですけど。
THE LAST NIGHTは、亜弥さんの曲に巡り合って衝撃を受けてYouTubeをあさってたころ、たぶん10曲目ぐらいに聴いた曲です。こんな歌も歌うのかと衝撃を受けました。まあ当時は聴く曲すべて衝撃の連続だったわけですが。
表現力は申し分なかったわけで、これが売れなかったということは世間が期待していた「松浦亜弥」ではなかったんでしょうね。
これから復帰する時もそこの読みが難しいところで、なんでも出来てしまう人だけにどの路線で行くか難しいところでしょうね。
コメントありがとうございます。
「ダイアリー」が大変だと云うのは、
「THE LAST NIGHT」と比べてのことかもしれませんね。
LAST NIGHTのほうは、気持ちよさそうに歌っているように思えます。
「ダイアリー」は、確かに、ハロプロの後輩たちも、カバーしていませんよね。
難しい割には、地味で、聴かせどころもあまり無さそうですので、
敬遠されるのでしょうか。
どちらも、じっくり歌を聴いてくれるファン相手に向いている曲に思います。
復帰については、バラードっぽくてもいいから、明るいのが良いです。
誰か、「あなたに会いたくて」みたいなの、作ってくれないかな~。
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