2017年1月31日火曜日

KAITOが歌う槇原敬之「もう恋なんてしない」が似すぎで笑える

 小ネタです。まあ、聴いて下さい。


 どうですか。似てね~って言われればそれまでですけど。

 最近の槇原氏でなくって、若い頃の歌声です。これを物真似って言っちゃって良いのか分かりませんけど、こういうのって最初のワンフレーズで決まるじゃないですか。
 裏声で伸ばすところなんか、もう激似だと思います。ヘッドフォンかけてパソコンの前でニヤニヤしていたら、家族から変に思われてしまいました。

 「GUMI」や「がくっぽいど」のように音声データの提供者とボーカロイドが似るのは、当たり前ですけど、槇原氏と全然関係の無いKAITOをここまで似せるのは、神調教と云って良いと思います。

 それから、オケも自作されているように思います。BGMとして聞き流したりすると気づかないんじゃないでしょうか。まあ、似ている似ていないということよりも、ボーカロイドをここまで違和感なく歌わせているというところに敬意を表したいと思います。

 物真似(?)と御本家を比べるのは、野暮なことですけど、一応ご参考までに。


2017年1月29日日曜日

欅坂46 「二人セゾン」withボーカロイドアカペラカバー

 昨年10月に投稿させていただいた「原田知世」さんの記事の時に「欅坂46」とのコラボ動画を紹介させていただきましたが、その時から密かに気になってはいたんですよね。

 デビュー作は、インパクトありましたし、乃木坂との差別化という点でも成功しているかと思いましたが、なんだかナチスの親衛隊みたいでしたからね。別にナチスファッションが悪いというわけではないんですけど、せっかく普通に可愛いのに勿体ないって感じでした。
 2曲目は、良い曲なんでしょうけど、朗読以外は、あまり印象に残らないって感じでしたね。その朗読も聞いているこっちが恥ずかしくなってしまう感じで・・・。オジさんにはちょっと正視できませんでした。

 で、3曲目が「二人セゾン」です。

 これ、良いですよね。歌詞の内容は、若干意味不明な部分もあるんですけど、サビのところとか、キャッチーですし、何だか分からないんですけど、聴いているうちに感動すら覚えてしまいました。
 作詞は云うまでもありませんが、作曲は河田総一郎氏と佐々木望氏の連名になっていました。デビューからの3曲全て彼らの作品だったんですね。

 では、オフィシャル動画を、


 オフィシャルでフルサイズの動画を流しちゃうんですね。まあ、CDは握手券を入れておけば売れますから、ちゃんと商売として成立しているんでしょう。だったら、最初から券だけを売れば資源の無駄遣いにならないように思いますが。

 東京の女子高校のサークル活動みたいです。振り付けは、相変わらず(?)なところもありますけど、まあ、何をやらせても一番可愛らしい年頃ですから。エンディングの手を重ねるところとか格好いいし。2017年のアイドル界が欅坂を中心に動いていくことは間違いないようです。

 「二人セゾン」は、メリハリのある楽曲なので、ボーカロイドカバーにも向いていると思います。ただ、リリースしてからまだ2ヶ月ですから、カバー作品がYouTubeに出てくるのはもう少し先になりそうです。

 で、今回紹介させていただくのは、ボカロアカペラカバーというジャンルの作品になります。


 ヴォイスパーカッションは、制作者さん自身のようですね。リードボーカルと3パートに分かれているコーラス部分が初音ミクとのことです。
 初音ミクのリードボーカルは、なかなか可愛く歌わせていると思います。こんなことを云ってしまうと身も蓋もありませんが、このミクの歌唱をカラオケ伴奏にのせただけでも、十分に楽しめると思います。
 コーラスについては、やはりミクの声だと幼いので、ネタっぽく聞こえてしまいます。ホントにミクって奴は、歌にしてもダンスにしてもセンターしか務まらないキャラクターに思います。
 ベースの男声は、ボーカロイド「Fukase」とありました。「Fukase」は、ヤマハが販売しているボーカロイドで、「SEKAI NO OWARI」の「深瀬 慧」氏の音声データから作成されているそうです。
 「Fukase」については、コイツに歌わせた「セカオワ」のカバー作品が、あまりに神調教であったため本人の歌唱だと思われ、著作権侵害で削除されてしまった、というエピソードが伝わっております。

 しかし、なかなかの力作に思います。1番と2番、リピートもすべてアレンジを変えてきているんですよね。テクニックの全てをつぎ込んでいるかのような気迫を感じる作品に思えました。
 オリジナルへの愛、ボカロへの愛、そしてア・カペラへの愛、全てが揃っているからこそ作れる作品だと思います。

2017年1月28日土曜日

インフルエンザに過剰反応する社会

 寒中お見舞い申し上げます。


 寒い日が続いております。今年もインフルエンザが本格的に流行してきたようですが、いかがお過ごしでしょうか。

 僕は、おかげさまで風邪をひくことも無く、グダグダと毎日を送っております。何かあるとすれば、ブログの更新をサボっていたことでしょうか。年末年始のお休みの中、いつでも更新できるという思いがありまして、気づいていたら一ヶ月もほったらかしだったという次第です。
 まあ、「兎と亀」のウサギの昼寝状態ってことですけど、ウサギが最後までレースを放棄しなかったように、このブログもまだまだ続けていこうと思っています。

 さて、僕の周りにもインフルエンザに罹る人が出てきました。僕らの世代は、学校で強制的に予防接種をさせられた世代です。熱があっても無理しても学校に行くことが美徳とされ、インフルエンザで試験を休んでも再試験なんてしてもらえない時代を生きてきましたから、「羽生結弦」君がインフルエンザで全日本選手権を欠場なんてニュースを聞くと、時代も変わったものだと思います。

 僕は、インフルエンザというものは、人が呼吸している生き物である限り、罹るときは、何をしても罹るものと考えております。
 マスクというものは、無病息災のお守り程度の効能と考えておりますので、インフルエンザが流行しているからといってマスクをしたりしません。もちろん、自分が咳をしている状態の時は、一応マスクをしますが、それは、あくまでも、世間体を考えてのことです。そもそも、インフルエンザの「予防」にマスクをしましょうって根拠は、全て観念的なものばかりです。マスクをした群としない群の罹患率に統計的有意なほどの違いがあるとも思えません。

 っていうか、マスクって、人のためにするものなんでしょうか、自分のためにするものなんでしょうか。

 こんなことを書くと、インフルエンザを舐めているってお叱りを受けそうですけど、手洗いうがいとマスクがあればインフルエンザを予防できるなんて考えている方が、よっぽどインフルエンザの感染力を舐めていると思います。
  まあ、最近は、「顔面引き籠もり」なんて云う言葉もあるようですし、マスク様に守られている感の中で生活するのは、精神的安定による免疫力向上に有効である可能性もありますので、そういう意味でのマスク着用ならば理解できます。

 それから、僕は、「リレンザ」や「タミフル」がある現代において、インフルエンザに罹ったら、この世の終わりみたいな風潮が理解できません。

 熱が出て、医者にかかって、検査をしてもらって、「シロ」だったときに、インフルエンザでなくって良かったね、みたいなことを云いますけど、発熱の原因が不明なのに良かったね、なんて可笑しな話です。むしろインフルエンザであったほうが、リレンザ吸って寝てれば良いんですから、よっぽど安心です。インフルエンザでないからといって、全然効かない風邪薬を持たされ帰されるほうが、よっぽどツラいです。
 インフルエンザならば、熱が下がってもしばらくは堂々と欠勤して自宅バカンスできるのに、単なる原因不明の熱病だと無理してでも出勤して来いなんでことになりますから、絶対インフルエンザの方が良いです。

 家族にインフルエンザに罹っている人がいて、本人が39度の熱が出ているのに、検査でシロだとインフルエンザではありません、という診察を平気で下す医者がいることも理解できません。どう考えてもインフルエンザっぽいのに、検査結果のみを根拠に診察を出された結果、高熱が何日も続いて苦しむはめになったなんて人もいます。「タミフル」なんて出し惜しみするような薬とも思えませんから、とりあえず抗生物質出しとくくらいなら、何でもかんでも「タミフル」飲ませちゃった方が良いように思います。
 だいたい、検査結果が黒ならタミフル出して、シロなら抗生物質出すなんていう仕事で医者が務まるんだったら、僕にだってできます。

 僕らって、2009年の新型インフルエンザ流行の時も、何故か罹らなかった世代です。あの時は、家族に患者が出たというだけで、出勤停止になったなんていう会社もありました。で、罹った人の話では、タミフル飲んだらその日のうちに熱が下がって、そのあと暇でしようがなかったそうですから、馬鹿馬鹿しい限りです。死者が出たとか騒いでましたけど、どんな病気だって死ぬ人はいます。今思えば、あの騒動って、マスコミが不安を煽った感が多分に感じられます。

 自己免疫で治すしか術が無かった昭和の時代とは違い、素晴らしい薬があって、堂々と休めるという現代にもかかわらず、インフルエンザに対して過敏に反応するのは、この頃から始まったように思います。これもマスコミが盛り上げる年中行事の1つなんでしょう。
       
  では、OSTER projectさんの「恋色病棟」でお終いにします。僕、彼女のファンなんですけど、最近、ボーカロイドのお仕事をしていないみたいで、寂しいかぎりです。元々は初音ミクのオリジナル曲なんですけど、可愛いからという理由で、今回はこちらを。
       
         
         
 イベントはこれから佳境に入ります。くれぐれもご自愛下さいますよう。

2017年1月8日日曜日

「Be Alive」道重さゆみ ~ソロパートなきリーダーと涙~

 モーニング娘8代目リーダー「道重さゆみ」さんが無期限休業に入って2年あまり。この2年間は、ほとんど音信不通で、どこで何をしているのか、事務所関係者も分からなかったそうです。
 ところが、その道重さんが、今年の春から活動を再開すると云うのです。彼女は、常々「芸能人にではなく、アイドルにでもなく、モーニング娘になりたかった」と語っていたそうですから、今回の芸能界復帰という突然のニュースは、オタクたちにとってもかなりのサプライズだったみたいです。

 で、彼女の再出発を祝して、ってことになるのか分かりませんけど、「Be Alive」貼りつけさせていただきます。
 SMAPに「オリジナルスマイル」があるように、モーニング娘には「Be Alive」あり。「モー娘」もヘンテコなコミカルソングばかりでなくって、人気のあった頃から、こんな曲を織り交ぜて歌っていれば、その後の展開も変わっていったように思うのですが。


 道重さんと云えば、ネット投稿記事「道重さゆみ伝説」が有名ですが、百読は一見にしかず。彼女の魅力は、この動画の通りです。もちろん、彼女のソロパートがある歌も、ソロで歌っているテイクもちゃんとあるんですけど、僕は、この動画に惹かれてしまいました。最初、涙を見せていた彼女が、歌が進むにつれて、吹っ切れたように笑顔に変わっていくのが、何とも素敵なんですよね。

 歌割りは全て後輩たちがさらっていっても、「道重さゆみ」は、モー娘の絶対的リーダーでした。久しぶりにテレビの歌番組に出演したときも、道重さゆみの名前は世間の記憶に残っていましたし、モー娘の栄光を経験している彼女の存在は大きかったと思います。アイドルとして完璧に精錬されたAKBに対して、若いメンバーを率いて孤軍奮闘する姿は、貫禄を通り越して凄みさえ感じられました。

 長く低迷が続いたモーニング娘を、紅白出場確実か、というところまで盛り上げた彼女の功績は、オタクたちによって長く語り継がれることと思います。
 まあ、レコード売上げ増は握手会の、メデイアへの露出増は大手広告代理店のおかげと云ってしまえばそれまでですけど、過去のファンを呼び戻し、新規のファンを獲得したのは紛れもない事実ですし、評価は、実績を残した者に与えられるべきものですからね。
 思えば、2013年の紅白は、最大の、そして彼女にとっては最後のチャンスだったと思います。落選が決まったとき、若い後輩たちは、来年は絶対と決意を語りましたが、彼女の口から出た言葉は、モー娘からの卒業宣言でした。

 道重さんは、黄金期を経験している唯一のメンバーであり、そのことは、彼女にとっても、モー娘にとっても、ファンにとっても大きな拠り所だったと思います。しかし、彼女がいる限り、モーニング娘は、道重さゆみとその他大勢という構図にならざるをえません。彼女の卒業は、過去の栄光という呪縛から解放されるためでもありました。

 アイドルという職業がこの世にあるとすれば、彼女もまたプロのアイドルでした。才能は、プロに至るまでの長短に関わるだけのこと。彼女をプロのアイドルに至らせたのは、その場数と彼女がおかれた立場でした。顔がむくまないように、12年間うつ伏せで寝たことがなかったという彼女。アイドルというのは、そこまでストイックな職業だと云うのでしょうか。
 彼女の12年間のアイドル人生は、サクセスストーリーでありながら、必ずしもハッピーエンドとは云えない終わり方など、出来すぎたコミックのストーリーのようにドラマチックに思います。

 まあ、元アイドルで、二年間休業していたと云っても、まだ、27才とのことですから、これからも末永く活躍してくれることを願わずにいられません。ちなみに所属は、「M-line club」とのことです。
 でもね、本当のところを云うと、彼女には、芸能界復帰なんかじゃなくって、幸せな結婚をして欲しかったんですよ。何で戻ってきてしまうんだろうって・・・。
 
お終いは、「赤いフリージア」。横浜アリーナでの卒業公演でのテイクのようです。


 本当の本当のところを云うと、このテイクと松浦亜弥さんのテイクを並べて講評しようって書き始めたのが、この投稿なんです。でも、「Be Alive」の動画を見たら、そんなことを考えていた自分が情けなくなってきて・・・。
 って、アイドルの涙には、気をつけなければいけませんね。