2016年7月12日火曜日

松浦亜弥コンサートツアー2009秋「想いあふれて」 その4

 リクエストコーナーの後は、観客を起立させて、アイドル曲のメドレーです。


 改めてDVDを見返しますと、振り付けとかちゃんとやってるんですよね。「Love涙色」「ドッキドキ!Loveメール」「トロピカ~ル恋して~る」ってどれも1番だけですけど、最後まで歌ってからつなげているので、不自然にもなっていないし。ここまでやってくれるのなら、メドレーなんかじゃなくって、ちゃんとセットリストを組んでもらいたいところなんですけど、もう、そういう気分じゃなかったんでしょうね。

 後半の1曲目は、「オリジナル人生」。ここでの注目は、あしたのジョー的演出と、梶ヤンのウッドべースでしょうか。


 で、ラストスパート。「I Know」「DO YOU LOVE ME?」「The  美学」「絶対解ける問題」の続けて4曲。
 この選曲、どう思いますか。確かに「DO YOU LOVE ME?」など、新しい振り付けになっていて、それなりに面白いとは思います。ただ、コンサートツアー「想いあふれて」を松浦亜弥のライブの集大成だと考えて、このセットリストにしたのだとすると「?」な感じがします。初期の曲だと、「100回のKiss」なんかもセットリストに入ってないし。これぞ松浦亜弥のライブっていう選曲なんでしょうか。
 まあ、彼女自身がこれを是非とも歌いたいと決めて、会場のファンがこの選曲に満足しているのならば、僕は悲しい少数派ということになるのですが。

 僕は、「想いあふれて」は、普通のアルバムツアーの方が良かったと思います。あと3,4曲は、アルバム曲を歌った方が良かったと思います。そりゃあ、アルバムは全然売れなかったかもしれないけど、この方向性を決めたからには、もう少し徹底した方が良かったのではないかと思います。そうしてくれれば、松浦亜弥さんの未来にもっと希望が持てたように思います。
 このセットリストからは、結局こうなるんだというマンネリ感と、もう2度とコンサートツアーをすることは無いんじゃないかという閉塞感を感じてしまうんですよ。だから、僕は、どうもこの部分が好きになれません。たまーにDVDを見返しても、この4曲は、スキップしちゃったりして・・・ゴメンナサイ。

 で、アンコール曲は、「笑顔に涙」


 歌の後に、MCがありますけど、今になってみれば「大嘘」ですね。本当のことが言えなくって、こういう発言をしたのか、それとも、この時は、本気でこういうことを思っていたのか、どちらか分かりませんけど、聞けば聞くほど虚しい限りです。
  
 リハーサルを進めていく段階で、このようなコンサートツアーを維持していくことのキツさを実感したのでしょうか、直前のマニアックライブⅡの手応えが、このような決断に結びついたのでしょうか。いずれにせよ、2009年をもって、松浦亜弥のコンサートツアーは終了します。

 コンサートツアー「想いあふれて」は、単なるアルバムツアーでなく、松浦亜弥のライブの集大成とされました。これぞ松浦亜弥のライブというものにしたかったそうです。
 でも、やっぱり2009年のツアーは、アルバムツアーであって欲しかった。リクエストコーナーをやっても良いし、テニスボールを打っても良いんです。アルバム曲をじっくり聴かせてくれて、最後は、みんなの知っている曲で盛り上がって、普通にお終いにして欲しかったです。ありふれたセットリストかもしれないけど、そんな、オープンエンドって云うのかなあ、将来に続く感じでお終いにして欲しかったんです。
 
 ラストソングが「想いあふれて」なのが、せめてもの救いだったのかも。

 
もらい泣きですね・・・

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