2016年2月9日火曜日

初音ミクVS松浦亜弥で「なごり雪」

 以前、イルカさんと松浦亜弥さんの「なごり雪」を聴き比べる記事を投稿したことがありました。で、なごり雪は、有名な曲ですから、ボーカロイドカバーも有ることはあったのですけど、なかなかこれといった作品に巡り会えなかったものですから、その時は、スルーしていたんですよね。

 で、この度、「melodylights」さんが初音ミクによる素敵なカバー作品を投稿してくださいましたので、再びこの曲を取り上げさせていただくことにしました。

 「なごり雪」は、当時「かぐや姫」のメンバーであった「伊勢正三」氏の作品です。その後「イルカ」さんがカバー、シングルカットして発表しました。イルカさんが歌うことになったのは、かぐや姫の楽曲としてアルバムに収録したものを、解散後に自分のバンド「風」の楽曲としてシングルカットすることに伊勢氏が難色を示したからだと云われています。

 では、初音ミクのカバーによる「なごり雪」です。


 このカバーは、とても丁寧に歌っているように思います。伊勢正三には伊勢正三の、イルカにはイルカの「なごり雪」があるように、初音ミクには初音ミクの「なごり雪」があると良いなと思っていましたから、本当に嬉しいです。

 何十年も前のことになりますが、僕が中学3年生の時、予餞会で体育館のステージに立って演奏した何曲かの1つがこの曲でした。演奏といっても、僕は、ピアノでギターコードを押さえていただけ。ボーカルは、同級生の女の子でした。
 いかにもフォークソングらしい、テクニックも必要としない、簡素な楽曲です。その後、僕は「かぐや姫」など卒業したつもりになっていましたが、こうやって改めて聴くと、新しい想いも湧いたりして、シンプルなだけ、聴く者の感じ方もいろいろと言うことなんでしょう。今も尚、親しまれ、歌い継がれている理由もそんなところにあるのだと思います。
 
 次は松浦亜弥さんの「なごり雪」です。いつの間にか、120万回近くも再生されてました。カバー曲の評価は相変わらず高いですね。とどまるところを知りません。
 松浦亜弥さんの楽曲を聴き込んでいる熱心なファンにしてみれば、このくらいのテイクは何てことないと思いますが、ライトなファンにとっては、皆が知っているポピュラーな歌を、分かりやすい上手さで歌っている、こう云ったテイクがウケるのでしょう。


 今回は、一応「VS」ということで、取り上げましたけど、まあ、わざわざ対決を煽るようなテイク同士でもありませんでしたね。それぞれの好き好きで、ということでいかがでしょうか。まあ、ミクの方が圧倒的少数派なのは、いつものことですけどww

 では、せっかくですから、伊勢正三氏の名曲「ささやかな人生」を聴きながら、お終いにしたいと思います。
 ライブ動画のようですが、音声は、レコード音源みたいです。まあ、最近のねちっこい伊勢氏の生歌よりは、ずっと良いと思いますので、こちらにしました。


スミマセン、またしても伊勢氏に失礼な物言いをしてしまいました。

2 件のコメント:

Dragon さんのコメント...

「なごり雪」も100万回超えましたか。
私みたいな素人はカバー曲でまず亜弥ちゃんに驚きますね。この歌こんなによかったっけ?みたいな。
あとはデュエットですね。歌がうまいと定評のある人とデュエットしても相手がすっかりかすむというか、ほんと亜弥ちゃんはうまいなと。
70年代かr80年代で亜弥ちゃんに歌ってもらいたい曲いっぱいあるなぁ。

さんのコメント...

マニアックライブⅡの「あなたに・・・」とか「部屋とYシャツと・・・」とか
松浦亜弥さんの歌を紹介する時など、カバー曲が良いみたいです。
シンプルに彼女の歌唱の良さを分かってくれるみたいです。
「こんな上手かったんだ」とか、云ってくれます。
だからといってファンになってくれるかどうかは、別ですけど。
少なくとも、誤解は解いてもらえるかと思います。
なかなか、そういう機会もありませんが・・・。