2015年4月11日土曜日

デビュー14周年のこの日、あえて「Yeah! めっちゃホリディ」を再評価する

 松浦亜弥さんの代表曲だと世間で思われている「Yeah!めっちゃホリディ」。たまーに松浦さんのことがニュースになると、必ずバックで流れてきますね。この曲、新参のファンの間では、はっきりいって不人気なんですが、初期のヲタクの間でも評判がイマイチで、CDの売り上げは前作「桃色片想い」の約半分、「LOVE涙色」よりも売れてないんですよね。この曲のあたりから離れていったなんていうヲタさんもいるみたいです。
 それなのに、代表作だと錯覚されている要因は、彼女がアイドル絶頂期で最も露出が多かった時期に歌っていた曲であることと、やはりモノマネの影響があるのでしょう。

 僕も、たまーに松浦亜弥のファンであることを誰かに告白したりすると、「めっちゃホリディとか聴いているんですか」とか言われて、好奇な目で見られることが多くって、そんなこともあってか、初めの頃は、DVDなんか見ていてもこの曲のところでスキップしたりしてました。

 で、この曲って、聴いてるとどことなく違和感が滲み出してきて、とても「あやや」のために用意した楽曲には思えないんです。ってこれ、どう聴いてもモーニング娘の楽曲ですよ。
 
 なんか、つんく♂氏が、「モー娘。」のために用意しておいた曲を「あやや」に歌わせたように思えてきました。僕はYouTubeのコメント欄に「モー娘。が10人がかりで表現しているつんく♂の世界観をたった一人で表現している。」と書き込みさせていただきましたが、結構、うまいこと言ったつもりなんですよ。だって、モー娘。だったら、フレーズごとに歌割りをすればいいのですが、あややは、たった一人で歌っているわけですから。

 そんなことを考えていたら、これはこれで凄いことなのかなって思うようになったんです。だから、この、どう考えてもヘンテコな曲をこんなに健気に歌い上げていることをもっと評価してあげなくちゃて。
 だから、世間がこの曲を彼女の代表曲だと思っていても、それをもって、世間が彼女を正当に評価していないと云うのは違うと思うし、彼女の歌手活動が上手くいかなくなったのをこの曲のせいにするのも、お門違いじゃないかと考えるようになりました。

 で、貼り付けさせていただく動画は、可愛く歌い上げる15歳のテイクと、プロのアイドルとして完成された18歳のテイク。






 2002年の初夏、「Yeah! めっちゃホリディ」っていうヘンテコな曲がリリースされました。それは、「つんく♂」という鬼才でなくては、とても作れない楽曲で、「あやや」という天才でなければ決して歌いこなせない楽曲でした。

2 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

この曲あまり売れなかったんですか!
それに当時のヲタさんにも評判が良くなかったとは意外の意外です。
いかにもアイドルっぽい曲でヲタさんが喜びそうに思うのですがね。。。。。
わたしは松浦さんがこの曲をずっとライブで歌い続けているので、すっかりファンの要望に応えているんだと思ってました。
でもここで一気に盛り上がるからライブには大事な曲ですよね。
それとわたしには二十歳を超えてからのめちゃホリの振り付けに大変色気を感じていて見とれてしまってます。
若い時の健康的で元気なダンスとは違って、しなやかさが加わったせいで曲調との違和感が堪らなくいいのです。変態です。
また踊るとこ見てみたいです、しないでしょうけど、、、、。

ところでわたしはこの曲と桃片であややを認識したわけですが、しかしそれはあややに惹かれたわけではなくこの2曲の魅力にあったんです。
当時のわたしは公私とも絶不調でして、この2曲の底抜けの明るさに励まされて毎日聴いていました。
そのために買ったハワイ版のシングル集もこの2曲だけ聴いてあとは飛ばしていたのですが、今になって思えばあややの良さに気付かなかった不甲斐なさにガッカリしてます(笑)

ではまた。

さんのコメント...

 正確には、LOVE涙色 172,340枚、桃色片想い 225,566枚、Yeah!めっちゃホリディ 130,960枚だそうです。
 ヲタさんなんてのは、売れる前のアイドルが大好きで、売れてくるとつまんなくなって離れていくものですからね。ドッキドキLoveメールから100回のKISSの路線でファンになった方の中には、違和感を感じる人も多かったみたいです。

 アイドルの社会的使命は、「世の中を明るくし、人々を励ます」ということに尽きますから、ふくちゃんさんのような方がいるということは、この曲もあややも世の役に立ったということですよねww。
 ただ、売り上げが表しているように、アイドルの曲は、CDを買ってまで聴くものでもないという風潮が過去にはありました。この曲の登場によって、彼女はアイドルとしての立場を確立しましたが、その一方で、ライブに通うようなファンは別として、世間的には、アイドルの路線で、歌以外の部分で、タレントとして売っていくしかなくなってしまった、ということも言えると思います。
 それは、安室さんとか浜崎さんが、アイドル色を打ち消すことによってCDを売りまくっていたことと対照的だと思います。

 考えても仕方ないことですが、例えば松浦さんがエイベックスのタレントであったのなら、もっと違う展開になっていったと思うんです。
 だけど、この記事にも書いたように、僕は、彼女がこの曲を歌ってくれたことを評価しようと思います。松浦さんは、「あやや」にしかできないことをやってくれたんですから。