2015年3月20日金曜日

松浦亜弥「笑顔に涙」

 卒業式のシーズンということで、安易な話題設定ですけど、まずは、FIRSTコンサートツアーファイナル、国際フォーラムのアンコールから。 


                      

 卒業ソングというと、やたら桜の花びらを散らしたがるシットリ系の歌が多いので、「笑顔に涙」みたいに、明るくて前向きな卒業ソングは貴重な存在ですし、このテイクのように、実生活でも中学校を卒業したばかりの「あやや」が歌うと尚一層輝いています。
 彼女、何かのインタビューで中学校の卒業式は寝ていた、と答えていましたが、桃色片想いのリリース直後で、ブレーク中のアイドルにとって、中学校の卒業式などは、絶好の睡眠時間確保の場だったのでしょう。
 この曲、YouTubeでは、様々なライブのテイクがアップされているんですが、やっぱり、これでしょう。このテイクを初めて見たとき、「桜田淳子!」って思いましたww。どう見ても昭和ですよ。アンコールで、こんな風に歌われて、「またコンサート来てね~♡」なんて言われたら・・そりゃ行きますよ。

 で、ファンの方ならご存じだと思いますが、これを歌う前、あややは延々と10分近くしゃべっています。「故郷の、姫路を出てきて早2年・・・」とか言って、少年の主張を始めるんです。ヲタクたちがザワついていると、「ちゃんと聴け」って感じで黙らせて・・、伝説のMCってやつですww。

 この延々と続くMCをカットもせずにDVDに収録した制作サイドも制作サイドですが、だいたい、アイドルのライブなんて、飢えたオオカミの目の前で子羊をステージに上げているようなもの、その子羊ちゃんが目の前の5000匹のオオカミにお預けさせて、黙らせちゃったんですから、度胸があると云うか、怖いもの知らずと云うか、たいした15歳です。こういう一種のカリスマ性っていうのは、やはり生まれ持ったものなのでしょう。

  次は、2003年秋のライブから。17歳にしてこの余裕。女の子って1年半でこんなにも変わっちゃうんですね。普通に歌うだけなら70%で十分。2番からはフレーズごとに、歌い方を変えて遊び始める。それでいて、ピッチが崩れるわけでもなく、ファンへのレスも忘れない。このテイクを初めて見たときは、「美空ひばり!」って思いました。どれも例えが古くて申し訳ないのですが、彼女の場合、そこまで遡らなくては例えられないんですよ。

               
 最後は、マニアックライブⅣから。大人になった松浦さんて、バラードも良いけれど、こういう明るくて軽い曲が一番似合うのかもしれません。大人が可愛らしさで勝負できるって、貴重な存在だと思います。このテイクを見たときは・・・やめときます。ネタが尽きましたw。

                     

2 件のコメント:

よかいぬ さんのコメント...

どこの記事、投稿かは忘れましたが・・・
クリスマスナイトのブルーレイの後は初期のDVDを見たくなる症状に見舞われるようです。
ファーストデイト見直しました。
10分あまりのMC見ました。
凄いですね。
オオカミ5千人(笑)を前にあのMC・・・あらすじは準備されていたかも知れませんがあの度胸は凄い。
松浦さんDVDを見直す必要があります。新たな魅力が発見できそうです
凄いですね。
オオカミ5千人(笑)を前にあのMC・・・もしかしたら、あらすじは準備されていたかも知れませんがあの度胸は凄い。
松浦さんDVDを見直す必要があります。新たな魅力が発見できそうです。

さんのコメント...

たいしたことは、話してないんですけどねw
当時は、結構ファンの間でも話題になったそうです。
それまでのハロプロのアイドルは、MCも決められたことだけしか話さなかったので、「こいつ、ちょと違うぞ」という受け止められ方だったようです。
まあ、ソロだったのも関係あるかと思います。グループだったらこういうわけにはいきませんものね。
フジテレビの番組で、このツアーを密着ドキュメントしたのがありました。
で、ライブですからマイク投げちゃったりして、いろいろとハプニングもあるんですが、そういうときのフォローというかアドリブの返しが上手いんですよ。何年もタレントやっているような感じで。
MCが噛まないって、よく言われますけど、「ステージ度胸」ってこういうことなんだと思います。タレントになるべくして生まれたような子だと思います。